「あたし魔法少女なの」

部屋の中に沈黙が流れた。

「…え⁈」
幼なじみの隼人が驚いていた。
まあそれもムリないと思う。

「お前さ、高校上がって今さら中二病とかなかなか痛いぞ」
「中二病なんかじゃない、本当の話」
隼人はさらに困惑していた。

「…まあ、口で言っても正直信じるの難しいよね」
あたしも失笑していた。