居場所がない

「そう言うわけで、漫喫にいるんだ」

自称『幽霊』は呟く。
午前一時の漫画喫茶。
わたしは、ナイトパックでここにいる。

隣に聞こえるから大声で泣くこともできず、
わたしは声を殺して泣いて、泣き疲れて、起きたら横に『幽霊』がいた。