「俺が敗者?いつ負けたか全然記憶ねぇわ」


『何だ何だ?記憶喪失か?』


「お前の記憶が可笑しいだけって俺は信じてる」


『勝手に言ってろ』


「何か急にツンになったな。お前、ほんとに学年一位なのかよ?」


『失礼な。俺は正真正銘の学年一位だ』


「証拠は?」


『ほれ、通知表』


「うわ、ほんとにオール5じゃん。しかも、ほんとに学年一位」