「おはよう、さくら」 「おはよう、ママ」 急いでご飯を口にかきこむ。 むせそうになったけど関係ない。 ずーっと楽しみにしてた大会だもん。 「ごちそうさまー。」 私は急いで部屋に戻ると、 たんすに大切にしまっておいたTシャツを取り出した。 みんなでおそろいの衣装。 3ヶ月前から準備していたもの。 着替えて鏡の前に立つだけで浮き浮きしてきた。