きゅん。

スーツを着たまま自分の部屋を出て、一つ上の階の彼の部屋に向かう。

私はいつも、落ち込んだことやムカついたことなんかがあると、いつも彼の部屋に行って、彼に合って、愚痴をこぼしたりして。
いつも彼に、話を聞いてもらう。


…ガチャっ。

彼の部屋を開けると、いつも灯りが眩しく感じる。
だけど、なんだか安心する。