きゅん。

私はココアの入ったカップを置いて、黙ったまま彼の隣に座る。

「よしよし。」

優しくそう言いながら、彼に頭を撫でられる。

いつもは頭を撫でるなんて、そんなカップルみたいなことはしないのに。
どうしたんだろう。

落ち込んでたことなんか忘れて、ドキドキしてしまう。