ラザガ



赤茶色の巨大人型機械兵器。


ラザガ修羅。


その姿はまるで、全身に血をかぶった鬼のようだった。


頭部には両脇に長い角がついており、顔には見るものを呪うかのような、眼球を模したカメラアイが無数に装備されている。


身長は二百メートルを超している。


まさに異形の巨人である。


操縦するのは九島策郎。


変形の際、三人の中で最も強い戦闘意欲を持った男。


ハイテンションチェンジシステムは、その戦闘意欲の高さを優先し、彼の機体をベースとした「修羅」へと変形した。


「まあ、そういうわけだ。オッサン、雄介、初陣は俺にまかせてもらうぜ」


策郎は歯をむきだして笑った。


「無茶すんなよ………って言っても聞くたまじゃねえな、てめえは」


豊作はため息をつく。


雄介は無言でうつむいていた。仮面の奥のその瞳には、微かに笑みが浮かんでいた。