それから恥ずかしくて私はずっと机の上を見ていた。
授業中もずっとぼーっとしてた。
もぅ、、なんで私はあんな事しちゃったの?
恥ずいわぁーー!!
「桃乃〜、助けて〜…?
ってかいないじゃん
うぅー…、どこ行ったのよー。」
そう言って周りを見渡しても、何故か、山口君しかいない。
今何時?確認しようと、スマホを見るともう、放課後になっていた。
えー!もう、放課後!?
ってか、山口君!?
あぁー、やっぱり寝てるわぁーー。
今日も起こして帰ろ。
そ〜っとそ〜っと近づいて山口君の顔をがん見する。
「桃乃となら、絶対にお似合いなんだけどなぁ〜…。
あぁ〜、もう、やだ。
自分で言って虚しいわ…。帰ろ……。」
そう言ってドアの方に体を向けて歩きだそうとしたその時、山口君が私の腕をガシッっと掴んだ。
「…えっ?」
「俺の事、好きなんだろ?
なら、他の奴と俺がくっつく事想像してんじゃねーよ」
山口君は少し、怒ったような声でそういった。
何よそれ、期待すんじゃんか。
「…帰んぞ……。」
そう言って、山口君は私の腕を引っ張って、学校を出た。
