高校生とは、中学校と並ぶべき第2の社会だと僕は思う。



いつの日か変わってしまった一人称もきっとこのせいだ。


いつしか慣れてしまった独りの時間も綺麗事ばかりを吐く先生達も


きっと、この現実世界のせいだ。




そんなくだらない言葉を並べては、持て余した通学時間の暇を潰していく。


こんなことで時間が過ぎるのなら一生このままでいたいと思った。








そうこうしているうちに電車のドアはひらかれる

何かのアナウンスも流れているようだが僕の耳には届かないだろう。









世界はこんなにも残酷だ