「え〜?杉原 叶羽はそんなこと言わないよ?」


「で…でも…。でも!」


私が反論しようと言葉を探していると、乃愛は私の肩に手を置いた。


「夏休み明け。楽しみにしてる。」


そう言って私にピースした。


「そんなぁ……。」

こうして私と杉原叶羽の二人きりの夏休み補習が決定した。