静かに腕を離され、私は森くんに向き合う。
ホッとしたような森くん。
改めて、私の目を真っ直ぐと見つめて、話をした。
「俺は…小学校の頃の面影を探してた。でも、斎藤さんに言われて、しばらく連絡を取らないで考えた。……確かに、見ていたキミは俺の知っている姿じゃなかった。お菓子作りをしたり、髪を伸ばしていたり…。でも明るい笑顔は変わらなかったし、昔とは違うところも全部、可愛いって思ってた。俺は、今の永峰さんに惹かれていたんだってわかったんだ。」
一呼吸置いて、森くんは迷いなく想いを口にする。
「俺は、永峰さんが好きだ。今のキミが好きだ。」
何を言われるか、わかっていたつもりだったのに、やっぱり告白をされると、驚いた。
嬉しいような恥ずかしいような困るような・・・戸惑った気持ちが心を渦巻く。
「すぐに返事はいらない。ただ、俺の気持ちを知ってて欲しかっただけ。…俺は負けないよ。」
アタフタ、言葉を探していると、森くんに先に言われてしまった。
最後の一言は私を見ていなかったけど・・・負けないって誰に?
「…じゃあ時間とらせてごめんね。また連絡するから。」
それだけ言って、森くんはどこかに行ってしまった。
「…どうするの?」
ポツリと遼くんが話して、私はハッとした。
告白されるのを遼くんに見られていた・・・人に見られるなんて恥ずかしすぎる。
森くんも知り合いの目の前だなんて、恥ずかしくなかったのかな
「返事はいらないって言ってたけど、どうするの?」
答えない私に、遼くんはもう一度静かに言った。
ちょっと考えて自分の気持ちを言葉に変える。
ホッとしたような森くん。
改めて、私の目を真っ直ぐと見つめて、話をした。
「俺は…小学校の頃の面影を探してた。でも、斎藤さんに言われて、しばらく連絡を取らないで考えた。……確かに、見ていたキミは俺の知っている姿じゃなかった。お菓子作りをしたり、髪を伸ばしていたり…。でも明るい笑顔は変わらなかったし、昔とは違うところも全部、可愛いって思ってた。俺は、今の永峰さんに惹かれていたんだってわかったんだ。」
一呼吸置いて、森くんは迷いなく想いを口にする。
「俺は、永峰さんが好きだ。今のキミが好きだ。」
何を言われるか、わかっていたつもりだったのに、やっぱり告白をされると、驚いた。
嬉しいような恥ずかしいような困るような・・・戸惑った気持ちが心を渦巻く。
「すぐに返事はいらない。ただ、俺の気持ちを知ってて欲しかっただけ。…俺は負けないよ。」
アタフタ、言葉を探していると、森くんに先に言われてしまった。
最後の一言は私を見ていなかったけど・・・負けないって誰に?
「…じゃあ時間とらせてごめんね。また連絡するから。」
それだけ言って、森くんはどこかに行ってしまった。
「…どうするの?」
ポツリと遼くんが話して、私はハッとした。
告白されるのを遼くんに見られていた・・・人に見られるなんて恥ずかしすぎる。
森くんも知り合いの目の前だなんて、恥ずかしくなかったのかな
「返事はいらないって言ってたけど、どうするの?」
答えない私に、遼くんはもう一度静かに言った。
ちょっと考えて自分の気持ちを言葉に変える。

