ひまわり

次の日、私はいつも通り学校へ登校した。

お母さんやお父さんに倒れたことは内緒。
だって知られたら【病院に行きなさい】ってなって、学校を休まないといけなくなっちゃうもん。

今日は新入生の入学式と委員を決めるホームルームだけだから休みたくなかった。
倒れた次の日に休んだら、愛実たちに余計な心配させちゃう!

特に遼くん・・・心配でメッセージを送ってくれてた。
遊園地のこともあるし、元気な姿を見せなきゃね。

新しいクラスでも私は教室に一番乗りだった。
出席番号順の席に座って本を読む。
最近は推理ものにハマってます♪

時間が過ぎてくると、新しいクラスメイトが登校してくる。

「おはよう。」

と挨拶を交わしていた。

「結麻ちゃん!おはよう~!具合は大丈夫そう?」

千沙ちゃんが登校してきて、荷物を持ったまま私のところに来てくれた。

「おはよう!大丈夫だよ~!昨日は心配かけてごめんね。」

「元気なら良かった♪鞄置いてくるねぇ。」

自分の席に向かう千沙ちゃん。
・・・なんだかウキウキしているように見えるのは気のせい?