ゆっくりとベッドから起き上がる。
すると千沙ちゃんが起き上がりやすいように、背中を支えてくれた。
「結麻ちゃん、大丈夫?」
心配そうに掛けられた言葉。
私はこくりと頷く。
「もう~。突然倒れるからビックリしたよ~!気分悪かったなら言わなくちゃダメだよ!」
プクッと頬を膨らませて、怒る千沙ちゃん。
それでやっと自分の状況を把握することが出来た。
・・・そっか
私、倒れたんだ
でも・・・
なんでだっけ・・・?
「これ結麻の鞄。教室から持ってきといたから。」
愛実が鞄を渡してくれた。
始業式後のホームルームも終わって、もう帰宅して良いらしい。
「ありがとう。」
お礼を言って鞄を受けとる。
──コンコンッ
突然保健室の扉をノックする音が聞こえた。
少しの間を置いて、扉が開く音がする。
「先生、戻って来たのかな?」
千沙ちゃんが誰だか確認しようと、仕切りになっているカーテンを少し開いて、隙間から覗いた。
「あっ!先生!どうしたんですか?」
誰だかわかり、その人物に声を掛けた。
すると『先生』と言われた人が返事をする。
すると千沙ちゃんが起き上がりやすいように、背中を支えてくれた。
「結麻ちゃん、大丈夫?」
心配そうに掛けられた言葉。
私はこくりと頷く。
「もう~。突然倒れるからビックリしたよ~!気分悪かったなら言わなくちゃダメだよ!」
プクッと頬を膨らませて、怒る千沙ちゃん。
それでやっと自分の状況を把握することが出来た。
・・・そっか
私、倒れたんだ
でも・・・
なんでだっけ・・・?
「これ結麻の鞄。教室から持ってきといたから。」
愛実が鞄を渡してくれた。
始業式後のホームルームも終わって、もう帰宅して良いらしい。
「ありがとう。」
お礼を言って鞄を受けとる。
──コンコンッ
突然保健室の扉をノックする音が聞こえた。
少しの間を置いて、扉が開く音がする。
「先生、戻って来たのかな?」
千沙ちゃんが誰だか確認しようと、仕切りになっているカーテンを少し開いて、隙間から覗いた。
「あっ!先生!どうしたんですか?」
誰だかわかり、その人物に声を掛けた。
すると『先生』と言われた人が返事をする。

