目を覚ますと、目の前には白い天井が見えた。
・・・あれ?
ここはどこだ?
「結麻!気がついた?」
横を見ると、丸い椅子に腰かけた愛実と千沙ちゃんがいた。
二人とも安心したような顔をしている。
「先生~!永峰さんが気がつきました〜!」
仕切られたカーテンの向こうに愛実が声を掛けると、白衣を来た保健の先生がカーテンを捲って顔を出した。
「気分は悪くないかしら?」
優しげに話しかけてくる保健の先生。
四十代くらいの女の先生で、すごく優しい。
だから生徒から人気がある。
でも、しっかりとしているから仮病やサボりの生徒には容赦なく怒る。
自分の状況がイマイチ把握出来ていない私。
気分は悪くないから、とりあえず「大丈夫です…。」と返事をした。
「熱はないし、貧血かもしれないわね。もう少し休んでいきなさい。保護者の方に連絡する?」
最後の質問に慌てて答える。
「いえ!大丈夫なんで、連絡しないで下さい!」
学校から連絡なんていったら、また外出禁止令が出てしまう。
そんなことになったら、学校まで休むはめになっちゃうよ・・・。
「わかったけど、帰れなそうなら連絡するからね?…ちょっと職員室に行ってくるから、何かあったら呼びに来てね。」
それだけ言うと、先生はカーテンの向こうに下がって、保健室を出ていく音がした。
・・・あれ?
ここはどこだ?
「結麻!気がついた?」
横を見ると、丸い椅子に腰かけた愛実と千沙ちゃんがいた。
二人とも安心したような顔をしている。
「先生~!永峰さんが気がつきました〜!」
仕切られたカーテンの向こうに愛実が声を掛けると、白衣を来た保健の先生がカーテンを捲って顔を出した。
「気分は悪くないかしら?」
優しげに話しかけてくる保健の先生。
四十代くらいの女の先生で、すごく優しい。
だから生徒から人気がある。
でも、しっかりとしているから仮病やサボりの生徒には容赦なく怒る。
自分の状況がイマイチ把握出来ていない私。
気分は悪くないから、とりあえず「大丈夫です…。」と返事をした。
「熱はないし、貧血かもしれないわね。もう少し休んでいきなさい。保護者の方に連絡する?」
最後の質問に慌てて答える。
「いえ!大丈夫なんで、連絡しないで下さい!」
学校から連絡なんていったら、また外出禁止令が出てしまう。
そんなことになったら、学校まで休むはめになっちゃうよ・・・。
「わかったけど、帰れなそうなら連絡するからね?…ちょっと職員室に行ってくるから、何かあったら呼びに来てね。」
それだけ言うと、先生はカーテンの向こうに下がって、保健室を出ていく音がした。

