少し肌寒い体育館で始業式が始まる。
いつも通り、長い校長先生の話。
それが終わったかと思うと、今度は生徒指導の先生の話。
校則があーだこーだ長々と話し続けている。
長いなぁ~なんて考えていると、背中をチョンチョンとつつかれた。
「ねぇねぇ。壁際にいる人たちって新しい先生かな?」
後ろから小声で愛実が言う。
壁際を見ると、確かに見覚えのない人たちがいた。
「そうかもね。始業式の後って着任式だよね?」
コソコソと会話をする。
始業式の後に着任式。
当たり前のような流れだけど・・・新しい先生が一人一人挨拶するから長いんだよねぇ・・・
まだ立ち続けて話を聞かなきゃいけないと思うと気が重かった。
「それでは始業式を終わります。続いて着任式を行います。」
式の進行を勤める教頭先生の声が体育館に響いた。
それを合図にゾロゾロと壇上に上がったのは、やっぱり壁際にいた人たちだった。
全部で六人。
上がり終えると、こちらを向いて横一列に並んだ。
「一番左の先生、若そうじゃない?」
愛実が千沙ちゃんにも聞こえるように言う。
「本当だぁ~!二十代っぽいね!!」
なんて答える千沙ちゃん。
二人が話している一番左に立つ先生を見る。
その顔を見た私は声が出せないぐらい驚いた。
いつも通り、長い校長先生の話。
それが終わったかと思うと、今度は生徒指導の先生の話。
校則があーだこーだ長々と話し続けている。
長いなぁ~なんて考えていると、背中をチョンチョンとつつかれた。
「ねぇねぇ。壁際にいる人たちって新しい先生かな?」
後ろから小声で愛実が言う。
壁際を見ると、確かに見覚えのない人たちがいた。
「そうかもね。始業式の後って着任式だよね?」
コソコソと会話をする。
始業式の後に着任式。
当たり前のような流れだけど・・・新しい先生が一人一人挨拶するから長いんだよねぇ・・・
まだ立ち続けて話を聞かなきゃいけないと思うと気が重かった。
「それでは始業式を終わります。続いて着任式を行います。」
式の進行を勤める教頭先生の声が体育館に響いた。
それを合図にゾロゾロと壇上に上がったのは、やっぱり壁際にいた人たちだった。
全部で六人。
上がり終えると、こちらを向いて横一列に並んだ。
「一番左の先生、若そうじゃない?」
愛実が千沙ちゃんにも聞こえるように言う。
「本当だぁ~!二十代っぽいね!!」
なんて答える千沙ちゃん。
二人が話している一番左に立つ先生を見る。
その顔を見た私は声が出せないぐらい驚いた。

