「もう遅いから帰ったほうがいいんじゃない?」
先生が腕時計を見ながら言った。
私もスマホで時間を確認すると、とっくに下校時刻を過ぎていた。
「やっば!早く帰らないと怒られちゃう!」
「誰かに怒られたら、俺のところに質問に来てたって言いなね。フォローするから。」
「ありがとうございます!」
先生を独り占めして話を出来るこの場所が名残惜しいけど、帰らないわけもいかない。
後ろ髪引かれながらも、数学教官室から出る。
「それじゃあ失礼しました。」
「気をつけて帰ってね。ケーキごちそうさま。」
挨拶をして、扉を閉じかけた時だった。
「あっ!先生、ちょっとだけ耳貸してください!」
急に愛実が先生の近くに寄っていき、何かを話した。
小さな声で、離れている私には何を話したのか、全くわからない。
「じゃあお願いしますね♪失礼しましたー。」
笑顔で先生のそばから離れた愛実に手を引かれ、教官室を離れた。
愛実が嬉しそうにしているのが、とても気になる・・・。
先生が腕時計を見ながら言った。
私もスマホで時間を確認すると、とっくに下校時刻を過ぎていた。
「やっば!早く帰らないと怒られちゃう!」
「誰かに怒られたら、俺のところに質問に来てたって言いなね。フォローするから。」
「ありがとうございます!」
先生を独り占めして話を出来るこの場所が名残惜しいけど、帰らないわけもいかない。
後ろ髪引かれながらも、数学教官室から出る。
「それじゃあ失礼しました。」
「気をつけて帰ってね。ケーキごちそうさま。」
挨拶をして、扉を閉じかけた時だった。
「あっ!先生、ちょっとだけ耳貸してください!」
急に愛実が先生の近くに寄っていき、何かを話した。
小さな声で、離れている私には何を話したのか、全くわからない。
「じゃあお願いしますね♪失礼しましたー。」
笑顔で先生のそばから離れた愛実に手を引かれ、教官室を離れた。
愛実が嬉しそうにしているのが、とても気になる・・・。

