「おい湯澤。もう国語は憂朶におしえてもらうし。数学もだれかにおしえてもらって。おれさ。憂朶にしかきょうみなくなったから。」

「もお。三門くんたらああ///」

「とゆーことだから。じゃあな」

ああ...あの二人お似合いだって思いたくないのにおもっちゃう。
どんどん背中が遠ざかっていく。


まって。沢本くん。沢本くんーーーー!




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「はっ!」

夢かあ...夢でよかった。

正夢にならなきゃいいけどね...








って。遅刻じゃーーーーーーーーん!

「やばいやばい...」

パンを加えて勢いよく玄関をとびだし猛ダッシュで学校へむかった。



「湯澤ーーーーー」

ん?後ろを振り向くと...


沢本くん!?

「自転車後ろのってくか?」


「え...いいの?」

「遅刻するだろ?」

「ありが...」

いや。ダメだ。憂朶が好きな人。二人のりなんて。


「やっぱりいいや♪運動が大事だし♪さきいって」

「いいや。乗れ。これは命令だ」

「え...」
「乗れ」