「うん。あの一番上いって、何か大声で叫ぶとスッキリするんだよ。」

「へぇ!」
「俺のお気に入りの場所」


「うえまでのぼろーよ!」

「里鶴!そんなに急ぐと転ぶぞ!」

「だいじょーぶだってっ...きゃっ!」


足になにかが引っ掛かり、体が傾く。

ギュッ
「っぶねーっw」
「ごっごめん」
「おっちょこちょいだなぁ!」

っ...

体が密着状態で心臓がばくばくいっている。



「上いこ!」

三門はわたしの手をとるとさかを登り始めた。