そうだ、先生を起こそう。 起こして助けてもらおう。 また優しく声をかけてもらったら、 1人じゃ、なにもできないんだもんね。 先生は宗佑君の変わり? それとも薬の変わり? 君は先生に安息を求めるけれど、彼に何一つ与えていないよね? 薄々気付いていると思うけど、その先生は君が思っているよりずーっと冷たい人間だよ。 現実なのに、ウサギの声がして目の前がまた真っ暗になった。