ラブ・カクテル

「これなら、そのまま記事にして良いと思う。俺が手直しするところもないし」


遠藤さんの言葉にホッとする。


「ありがとうございます。遠藤さんの方は、どうですか?」

「昨日、22時近くまで粘ったけど、このありさま」


遠藤さんは頭を掻く。


あたしは、遠藤さんのパソコンを覗き込む。


「なら、こっちの企画あたしがやりますよ。その代わり、手直しお願いしますね」

「マジ、助かるわ~」


遠藤さんが抱えている仕事に比べたら、どうってことない。


あたしは遠藤さんのデスクから、企画の書類たちを手に自分のデスクへと戻った。