ラブ・カクテル

あたしは、当麻さんと来た道を戻る。


文也のバイトは、終わってるはず、、、


それに明日9時から、会う約束をしている。


だから、きっと今も家でシェイカーでも振っているだろう。


文也の家へはカクテルの作り方を教えるために、何度も足を運んだことがある。


なのに、こんなに緊張しているのは、今回が初めてだ。


文也が住んでいるアパートの前で、1度ゆっくりと深呼吸をした。


そういえば、あたしは文也のことを何も知らない。


文也に彼女がいるのか、いないのかさえ、わからない。


だって文也のことを、恋愛感情で見たことなんてなかったし、、、


じゃあ、あたしはいつから文也のことをそんな風に見始めたんだろう、、、