ラブ・カクテル

「こんばんは」


そう言って、彼女は今夜もお店に1人で来た。


相変わらず、完璧な女性で、、、


彼女には、ダラしない時はあるのか?と、不思議に思ってしまう。


「いらっしゃいませ」


そして今日もいつものように、話出す。


「そう言えば、あたし達お互いの名前知らないね」


そう言われれば、あたしは彼女の名前を知らない。


「そうでしたね。いつもこうやって話してるから、知った気になってました」


お互いにそうだったのか?彼女は、その言葉に笑った。


「あたし、理沙って言うんです」


そう、当たり障りなく名乗る。


でもお客様は一瞬驚いた顔をして、また笑い出す。


あたしの頭の中には「?」が浮かぶ。