ラブ・カクテル

あたしは着替えを済ませ、いつものように大和と並んで、家に向う。


「ねぇ、大和」

「うん?」


優しく、あたしに聞き返す。


「大和って、カクテルに詳しい?」

「理沙には負ける。でも、それなりにわかるかもな」


そう言って、笑う。


「じゃあ、あたしにカクテルを飲ませるとしたら、何を頼む?」


その言葉に、大和は悩む。


「う~ん、なんだろうなぁ?」


あたしは大和の言葉を待つ。


「理沙って青のイメージだから、ブルームーンかな」


ブルームーン、か。


大和のことだから、きっとカクテル言葉なんて知らないんだろう。


でも、ちょっとだけ、、、


そんな大和に、切ない気持ちになった。