ラブ・カクテル

「理沙ちゃん。さっきの人と、知り合い?」


お店が一段落した頃、オーナーがあたしに聞く。


「さっきの人?」

「バレンシア頼んだ、女の人」


そう言われ、さっきのお客様だと理解した。


「違います。ただ偶然、あの人にカクテルを頼まれたんで」

「あ、、、そう」


この時、オーナーの顔が曇って居たなんて、あたしは気付きもしなかった。


__ガラッ__


「はぁ、間に合った」


そう言い、大和がお店に来た。


「あぁ。もう、こんな時間だ。理沙ちゃん上がって」


そう言われて、時計を見ると、あたしの魔法が解ける時間になっていた。


何か忙しかったから、あっという間だった気がする。