大和は指で、あたしの唇をなぞる。


「大和のこと、、、」

「うん」

「、、、好き」


さっきまで唇をなぞっていた手で顎をグッと上げて、キスをされた。


そのキスは、あたしの体を麻痺させるには十分過ぎるほどだった。


「理沙、顔赤い」

「うっさい」


あたしは大和から、顔を背ける。


「照れてる理沙も、可愛い」


そう言って、あたしの頭を優しく撫でた。


「で、いろいろ解決したわけで、お勉強しますか?」


そうだ、課題!!


「大和がやってくれてもいいよ」

「それじゃ、理沙のために何ねぇだろ」


こういう所は、教師っぽいかも、、、


「やりますよ~」


そして、リビングのテーブルで勉強を始めた。