年下彼氏。

「ふぅ。」

髪、黒に染めよっかなー。

化粧室の鏡に写るのは、金髪のあたし。
高校に入るときに染めたものだ。
それから1年間、プリンになるのが嫌でずっと同じ色に染めていた。



『あ、おかえり』

部屋に戻ると、1人の男が声をかけてきた。
しょうがなく合コンに来ましたって感じの人…

前髪をピンで上げ、どちらかというと可愛い系だ。


「ただいま~」

あたしはその人の隣に座った。


確か、マサトって名前。