王子に恋する天使ちゃん


「じゃ、俺明日からここ来るから。」

「へ?」


自分の置かれている状況も忘れて間抜けな声をだす


「…ね?交渉成立」


え、いやいや。
わかんないよ?日向くん。

そんなあたしの疑問が伝わったのかはぁ、とため息をついてあたしをソファに座らせた。


「葉月はこの場所を知られたくない。
俺はここが気に入った。どう?わかった」


恥ずかしい体制からようやく解放され、ほっと息を着くあたし………


って、今なんていった!?