王子に恋する天使ちゃん

そんなことを思いながら背伸びして人混みの中心にいる人物を覗いてみると、

「あ…。」


バッチリ目が合った。
おまけに、超不機嫌そうな顔をして、こっちにズンズン歩いてくる。

「ねぇ、葉月。なんか、日向くんこっちに近づいてきてない?」

「そ、そうかなぁ?
あ、あたしたちの所になんか来るわけないじゃん。」


とか言いつつやっぱり近づいてきてる!?

「おい。」

「ひゃいっ!」


彼は目の前に来ると不機嫌MAXの顔をしながらあたしの肩をたたいた。

そのおかげで、変な声がでちゃった。