「よく飽きないね、あんたは。」 教科書を机の中に入れるあたしを、哀れみのような目をしながらこちらを見ているこの美人。 「ちょっと由佳〜 そんな目で見ないでよね。」 大山 由佳という。 由佳は、中学生の頃からずっと一緒であたしの唯一の大親友。