「うぅ…。 気持ち悪いって。」

「日向くんのことは確かにかっこいいとは思うけど、女のたらしらしいからね。」


女…たらし。

うん、確かにそんな感じかな。

ハスキーな声に、あの甘ったるい表情

「まぁ、あれはやめといたほうがいいわね。」

「もう関わることもないよ。」

あたしとは住んでる次元が違うもん。

それにしても、あの飴美味しそうだったな。


おっと、いけない。 よだれが…

「でも、日向くんを知らないのはあんただけよね。」

「へ? そうなんだ。」


そういえば、どうして日向くんはあそこに来たんだろう。