ふと、母の声がした方から一筋の光が・・・
「・・・?」
光のほうへ手を伸ばす・・・
「・・・!!」
一瞬で一筋だった光が漆黒の闇を照らしていった
そして・・・
目を覚ますと紅色の髪が見えた
「・・・ん・・・
・・・・・・だれ・・・」
「あ?
・・・目え覚めたのか」
意識がハッキリしてくると、自分の状況を把握する
把握すると頬を赤く染める
なぜなら・・・
目の前に居る男に人生初になるお姫様だっこをされていたのだから・・・
「・・・降ろして・・・!
イヤ・・・!」
「うるせえな」
恥ずかしさのあまり、お姫様だっこをされていることも忘れジタバタと暴れてしまう
「暴れんなって
おろしてやるよ、ほらよ」
「きゃっ!!」
男はルナを地面めがけて放り投げた
放り投げ出されたルナは地面に身体を打ち付けた
上を見上げ男を睨み付ける