「私、稜先輩の事が知りたい」


「教えて?」



「いいよ、何知りたい?」



「全部、稜先輩の事をなんでもわかるようになりたい」



「………重いっ思います?」


自分でも、重いなって思うし

稜先輩に嫌われてないか心配になる


「全然、俺も光と同なじ気持ちだし」


「光の事も全部、教えてもらうから」


照れながら私は


「はい!なんでも聞いてください」


って答えた



私は、こんなにも

私の事を思ってくれて

こんなにも

優しくて、かっこ良くて

素敵な王子様みたいな人は

稜先輩しか

私にはいない。


私にとって

世界1の王子様です。