“だったら小さい子じゃないんだから、自分でコンビニでも行ってごはん買って来れば良かったじゃん。”
そう言おうと喉まで出かかったけど、寸前で止めた。
言おうとした瞬間、この先の状況が想像できたからだ。
でも、なんであたしがこんな風に言われたのに我慢しなくちゃいけないのかも納得がいかない。
……相ケ瀬くんってよく分からない。
せっかく今日は一ノ瀬先輩に褒めてもらえてすごく幸せな気持ちになったのに!!
あたしはこの場所にいたくなくて、急いで食べるとリビングを出てお風呂に向かったんだ。
ゆっくりお風呂に入って、相ケ瀬くんのことを頭から消して、お母さんに今日のことを聞いてもらうことを楽しみにしながら。

