「なんでよ!ちょっとくらいいいじゃん!」
少しでも期待したあたしがバカだった。
顔はどんなに整った顔してて優しそうな雰囲気を漂わせてても、お腹は真っ黒で性格最悪だった。
「そんなぬるいこと考えてるから、バレるんだろ。
俺はあんたのピンチの時に助けにいくスーパーマンになんかなりたくないね」
そして俺いい加減腹減ったんだけどと不機嫌な顏して言ってくる。
「分かってるよ!」
あたしはイスから立ち上がってキッチンに歩いて行く。
これじゃあ、あたしは相ケ瀬くんの家政婦みたい!!
なんでお世話になってるのは相ケ瀬くんの方なのに、あたしの方が立場が下なのさ!!
こんなのぜーったいおかしい!!
そう思いながらもまた一日がゆっくり過ぎて行った。