「……お前のこと、ちゃんと好きだからな」







え……。あたしはその瞬間反射的に目を開けてしまった。



ーバチンッ



その瞬間、相ケ瀬くんと目が合って、彼はみるみるうちに顔が赤くなっていった。



「……狸寝入りするなんてありえねぇー!



もう二度と言わねぇから」



「なんでよ!あたしちゃんと寝てたもん!



でも爆睡しなくて良かったかも」



起き上がって相ケ瀬くんを見ながら口を両手で押さえてにやけ顔を隠す。



「言ってれば?俺は明日の部活でアニオタなのバラすから」