試合後。家に帰って来てからすぐ眠くなってきてしまった。



たぶん泣き疲れたのと、朝早かったからかな。



スコアブックに記入しながら、いっぱい声出して応援もしたし。



リビングのソファーでうとうとしながら、相ケ瀬くんがお風呂から上がるのを待っているんだけど本当に眠い。



相ケ瀬くん、早くしないとあたし本当に寝ちゃう。



「ひかる、まだ寝ないの!もうすぐ陽向くん来るからー」



「んー……」



5分でいいから寝かせて。



あたしは重い瞼に負けて、ふわふわのクッションに抱き着いたまま寝てしまった。