そんなこと言われたらもう我慢なんかできるわけない。
それにあやの前だからこんな自分を見せてもいいと思えて……。
「……っ、ふぇ」
あたしは抑えきれなかった涙を全部流した。
隣であやはあたしの背中をさすりながら、「ひかるのせいじゃないよ」「大丈夫」と何度もあたしが泣き止むまで隣で言ってくれた。
ひとしきり泣くと、今度は昨日あったこと、今日の朝起きて相ケ瀬くんに言われたこと、目の前で女子たちに自分のことを言われたことすべて吐き出した。
「あたしこれからどうしたらいいのかな……」
「そうだね、まずは王子って言うのもあるから女子たちに言われるのは気にしない強さが必要かも。
王子とはちょっと距離置いてみてもいいんじゃない?」
相ケ瀬くんと距離を置く……か。

