「ええ!そうなの?サッカー部のマネなら大会中だって分かってるのに。しかも普通階段から落ちるってそんなことある?」
「ないよねー!どうやったら落ちれるのかわかんなーい!」
「もしかしたらわざと自分に意識してもらうためにやったとか?あっ……」
ちょうど通り過ぎようとした時、大きな声であたしのことを言ってた人があたしの存在に気づいたようだった。
その瞬間、あたしは早歩きをするのを止めて、一気に走り出して教室に入った。
そしてなんだかそわそわしながら席に着いてるあやと目があって、あたしはバッグを背負ったままあやに飛び込んだ。
「…………っ。もうあたしなんか消えちゃいたいよ」
もう昨日から散々泣いているのに、また大粒の涙が込み上げてきた。
「ひかる、待ってたよ。辛かったね」
あやは教室出ようと言ってあたしの肩を持ちながら人の少ないところに連れ出してくれた。

