相ケ瀬くんの言葉を何度も頭の中でリピートされて、そのたびに泣きそうになりながら学校に向かった。
なんだか今日はすごく学校に行きたくない。
いつもと同じペースで歩いてるのに学校が遠く感じるし……。
学校に行ってもクラスも部活も一緒だから相ケ瀬くんがいるし。
なんとか学校に着いて、教室までの廊下を歩いているともう女子の間では相ケ瀬くんの話題で持ち切りだった。
「相ケ瀬くん!大会中なのにケガしちゃったんでしょ?」
「なんか昨日階段から落ちたみたいだよ!それもサッカー部のマネの子を助けるために!」
もうあたしを助けてだってことまでみんな知ってるんだ。
女子の情報網って本当にすごすぎる。
あたしは俯きながら、歩くペースを速くした。

