「あのさ、俺の話聞いてた?もう立花が責任感じなくていいって言ったんだけど」
「そう言ってくれたって、これはうん、分かったって言える問題じゃないよ」
相ケ瀬くんは後ろ髪を掻きながら、ため息を吐いた。
「もうそれが鬱陶しいんだよ!俺がケガしたのは立花には何も関係ねぇ。
そうやって責任感じられる方が逆に迷惑」
相ケ瀬くんは少し大きな声でそう吐き捨てると、ゆっくりと階段を降りて行った。
彼はあたしのことそんな風に思ってたんだ。
「あはは、そっか。
……あたしのしてることは相ケ瀬くんにとっては迷惑だったんだね」
だったら、あたしのことなんか助けなければ良かったのに。
あたしがけがをすればこんなことにはならなかったのに。

