翌日。朝起きて、自分の部屋のドアを開けるとちょうど下に行こうとしていた相ケ瀬くんがいた。
「……おはよ」
「はよ」
それだけ言うと、相ケ瀬くんは足を引き摺りながら歩き出した。
下を見ると、相ケ瀬くんの左足は白い包帯でぐるぐる巻きにされている。
もしかして、捻挫よりひどい骨折とか?
「待って!あの……足どうだったの?」
「ただの捻挫。あんたが思ってるほど重症じゃないし、もう変に責任感じなくていいから」
「でも……本当にごめんなさい。
あたしのせいで、こんな大事な時期にけがさせちゃったのは事実だし……
スタメン取るためにすごく必死だったのにサッカーまでできなくさせちゃって……」
話しているうちに相ケ瀬くんと目が合わせられなくなって俯きながら話す状態になってしまった。

