「……だめだよ!そんな足でやったらもっと悪化する」
あたしの言葉なんてお構いなしで、相ケ瀬くんはスパイクに足を入れようとした。
「……いい加減にしろ!こんな足でやらせる訳がないだろ!
今すぐ病院に行け」
間宮先生の怒鳴り声に、声を出しながらフットワークをしていた部員たちが一気に動きを止めた。
「でも!」
「捻挫を甘く見るな。癖になったらこれからのお前のサッカー人生にだってかかってくるんだ。
お前にはまだこの大会以外にだってチャンスはいくらでもあるだろ!」
自分のことを言われているわけじゃないのに、まるであたしが言われてるように間宮先生の言葉突き刺さってくる。

