「ちょっと相ケ瀬くん、別にどこも痛くないってこんなの痛いに決まってるじゃん!」 あたしは彼の左足を見てショックを受けた。 相ケ瀬くんの足は歩くのでさえもきっと痛くてしょうがないと思うくらい腫れ上がっている。 こんな腫れてるのによくスパイク履いて 痛いの我慢し続けて平然を保つなんて……。 あたしはまた涙が込み上げてきて、必死に上を向いてこらえる。 「……見せました。もういいですよね?俺、もう練習に戻りたいんですけど」 相ケ瀬くんは靴下を履き直してまたピッチに戻る気だ。