「…………」
だけど、相ケ瀬くんは口を開かなかった。
それはきっとこのことを言ってしまったらサッカーができなくなってしまってることが分かってるからだと思う。
「黙ってても分からないだろ。何があったんだよ。朝練の時は普通だったよな?」
「……大したことないです。すぐ治りますから」
頑なに答えようとしない相ケ瀬くんに、間宮先生は小さくため息をついた。
「そんなことは聞いていない。俺はその足をどうしたんだと聞いている」
「………」
「あの、それはあたしがい」
けないんですって言おうとしたら、あたしの前に相ケ瀬くんの腕が現れた。
これはきっとそれ以上言うなって制したんだ。

