「相ケ瀬、足引き摺ってるよな?絶対にあれは足故障してるだろ」
「…………。」
終わった……。
間宮先生にバレてしまった。
きっと今、相ケ瀬くんは必死に痛みを我慢しながら部活を頑張っているのに。
「相ケ瀬ーちょっと来い」
ボールを使う前の最後のメニューのフットワークをしている最中、相ケ瀬くんは間宮先生に呼ばれた。
「はい」
相ケ瀬くんはみんなの中から抜け出してこっちに向かって駆けてきた。
「左足、どうした?外から見ても違和感あるから呼び出したけど。
スパイクも左だけ緩く結んである。
嘘はいらない、正直に言え」
間宮先生は相ケ瀬くんの左足のスパイクを指差しながら聞き出した。

