そして放課後。文化祭の準備をみんなにお願いして、あたしたち三人は部活に向かった。
いつものように水道に行って給水の準備をしてると、ランニングをしている部員たちが目に入った。
「あれ……」
気のせいか相ケ瀬くんの走り方変じゃない?
やっぱりあの階段の時ので……きっと左足痛いんだ。
どうしよう、このことは誰にも言うなって言われたし、
でも相ケ瀬くんはこんな痛みがあるためにスタメンを掴むために練習を頑張ってる。
きっとここでコールドスプレーや湿布を持っていったら絶対に怒られてしまう。
それにあたしが見て気付くんだから間宮先生だって絶対気づくよ。
「いったいどうしたら……」
事態が悪くなるのが分かっていてもあたしはただ見てることしかできなかった。

