「あー悪りぃ!」 当たってきた人は謝ってきたけれど、ただでさえ不安定な感じで上っていたあたしはその反動で後ろによろける。 「わっ……」 「立花!」 後ろにはもちろんケンカ中の相ケ瀬くんがいて……。 2人とも段ボールと一緒に階段から真っ逆さまに落ちて行った。 下に向かっているのは分かるけど、一瞬過ぎて自分では何にもできない。 だけどそれ以外にも分かったことは ……咄嗟なのに相ケ瀬くんが守るようにあたしを抱きしめてくれていたんだ。