教室を出ると、一応授業中だからドアは閉まっているけど騒がしい声や音がいろんなクラスから聞こえてくる。
「おい、大塚の言葉真に受けんなよ?」
「え、なんで?大塚くんが褒めてくれたんだよ?お世辞だとしても嬉しいな~」
あたしは頭の中でリピートさせながらちょっとだけにやけてしまった。
部員にあーゆう風に思ってもらえてると思ったらもっと頑張れそうだ。
感謝してもらうためにやってるわけじゃないけどね。
「……ない」
「え?」
何て言った?最後の方しかよく聞こえなかった。
あたしが聞き返すと、相ケ瀬くんは眉間にシワを寄せながら余計に不機嫌な顔をした。

