流れが崩れないうちにまたチャンスが来た。
後半3分くらいに相手選手がうちの学校のゴールの近くからスローインした時、相手に渡る前に有坂先輩がボールを奪いそのままゴールへとボールを回し始めた。
焦る相手に対して、相手に捕られないようにパスを重ねながらゴールへと進めていく。
そして今度は大塚くんが選手たちが集まるゴール前で、ヘディングシュートでゴールに向かって押し込んでいた。
こうしてその後も、一ノ瀬先輩、七瀬先輩がそれぞれシュートを決めて試合は4ー0で終了した。
最後にみんなで礼をして、相手校の選手たちと一人一人握手をすると
スタメンの部員たちは一人一人ハイタッチをして喜びあっていて、スタンド席からも歓声が上がっていた。
それから連戦が続いた。2回戦、3回戦、4回戦と試合が続き、そのたびに交互に相ケ瀬くんと大塚くんは先輩たちと入れ替えで試合に出ていた。
そして地区予選が終わる頃にはもう夏休みも終わりを告げていた。

