「はい、チケット!お金はいらないから最後までちゃんと付き合ってね」
あたしが手渡すと、チケットをもらってくれたけど全然納得いかなそうだった。
「ここまで来たら最後まで付き合うよ。でも立花に奢られる義理なんてどこにもないけど」
相ケ瀬くんはそう言って、エナメルバックから財布を取り出そうとする。
「いいの、もうここまで来てくれたらあたしの作戦成功だし。席行くよ!」
何だそれ、全然意味わかんねーって相ケ瀬くんは呟いてたけど、そんなのしーらない♪
開場のアナウンスを聞くと、二人でプラネタリウムの中に入ったんだ。
円のように並ぶリクライニングつきのシートにドーム型の天井。
ここにこれからいっぱいの星で埋め尽くされるんだと思うと、わくわくしてきた。

